１日（月） 最近読んだ本 「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」　筒井康隆/新潮文庫 　人の心が読めてしまうエスパー七瀬ちゃんシリーズ３冊。高校時代に読んだはずだが読み返すと殆ど何も覚えていないことに気付いた。「家族八景」はどうにも古いなぁと思う部分が多々あるし、「筒井らしさ」をあまり感じない。「ふたたび」はお手伝いさんだった七瀬が「エスパー抹殺をもくろむ組織と対決」などとアニメオタクが食いつきそうなぶっ飛んだ展開となり、しかし「エディプス」では神様が相手などという更にぶっ飛んだ展開なのにもかかわらず破綻していないのがスゴイ。シリーズ通して読むべき。「３冊目で神について考え始めた」という声も聞くが納得。高校時代のオレが何故触発されなかったのか謎だ。 　七瀬を見る男どもが心の中ですぐに七瀬を裸にし色々な空想をする、そんなシーンで高校時代のオレは自分の心を見透かされたような気がしていたんだが、今オレは女性を見て裸にしたり色々エッチな事を空想したり等しなくなったなぁ、なんて変な事に気がついた。 枯れてきたって事なのかなぁ・・・ ２５年前の表紙 （どうにも古いねぇ・・） ２日（火） 　成が弾いてるピアノの楽譜を見てビックリ。 　なんだこりゃぁ〜。すげぇ〜。 ３日（水） FC東京、おめっとサン 　サッカーの「ヤマザキナビスコ杯」決勝をテレビで観戦。日頃からレッズファンのブーイングぶりが大っ嫌いなのだよ。アントラーズもそうだが、バックパスでいちいちブーイングってのがイライラすんだ。自分だってやるくせに敵がやるとブーブーうるさいのはどうもブシドーの観点から見ておかしいと思うのだ。ガイジンのイカン部分を真似てると思うのだよ。レッズもアントラーズも韓国も中国も客がブーブーブタちゃん野郎でしかも赤いってのは何故なのかね？ 　そんなわけでFC東京を応援していたんだが、イキナリの退場で１１対１０になってしまった。が、頑張って頑張ってPK戦まで持ち込んでレッズを下したわけで、とってもイイ試合だった。スカッとしたよ。 ４日（木） ブッシュ当選だそうで、ものすごくウンザリしておる。うっぷん晴らしに写真を貼る。 ７日（日） 年賀状作り 　毎年間近になってから慌てるので「今年こそ早めに作ろう！」っつーことで家族みんなで写真を撮った。来年早々にもウチの南側（現在は大きな駐車場だ）に家が立つらしいので、こんな日差しいっぱいの写真は多分もう撮れないだろうな。右の写真はセルフタイマーをセットし忘れてシャッターを押してしまった失敗写真。 「この際だからついでに」っつーことで子供らの写真を撮り、HPトップのアニメも変えた。前のアニメは２００２年春に作ったものなので、２年半ぶりの変更ね。たった２年半でこんなに変わるもんなんだなぁ。母はもちろん、妻が小さくなったよなぁ。 「ミッション・トゥ・マーズ」 　映画館でも観たのをスカパーで再観。２０２０年、火星探査隊が火星上にて謎の行方不明。それを助けに行くファーストコンタクトもの。映画「２００１年」の頃に比べて特撮の技術も格段にアップしており、火星に行くまでの過程がヒジョーにリアルでドキドキもする。ところが肝心な火星人があっと驚くヘナヘナなCGで、ポロリと涙したりニカッと笑ったり。もうオレの気持ち一気に萎え萎えクールダウン。 風呂で見ていた妻も文字通りズッコケたそうだ。 １２日（金） 頑張れ青春 　茜の小遣いはオレの高校時代の３倍ほどなのに、その半分以上をケータイに吐き出してしまうわけだ。なもんでビンボーだ。「携帯不況」ってヤツですな。でも他の家の親と違ってケータイなどに金を出してやるつもりなどさらさら無い。金が足りないなら働けと、前々から言っておった。 　で、ようやく始めたバイトがセブンイレブン。今日３日目かな。家族で冷やかしに行った。なかなか制服が似合っていたよ。「ケチな親だなぁ」と思ってるかもしれんが金を得る事の大変さを学んで欲しい。あと、ガリガリ君なんかタダでいっぱいもらって来てくんないかなぁ。賞味期間切れのビールとかな。 オトナになったなぁ １３日（土） 岡田「非戦闘地域の定義はなんですか」 小泉「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だ」 　という問答を何故みんな問題にしないのだろう??　こんなにふざけた答弁をオレは聞いた覚えが無いよ。小泉の支持率がいまだに５割近いそうだが、なんで支持するのか訊いてみたい。出てきた頃はオレも期待してたんだが「人生色々」から「はぁ？」という感じになったのね。今回の答弁にはホトホト呆れた。ムカムカする。 １６日（火） 「三大怪獣　地球最大の決戦」 　ゴジラ、モスラ、ラドンがキングギドラと対決！という映画。観終わったオレは今、涙が出そうなほどにショボクレた気持ちだ。ゴジラ５作目だそうだが昭和３９年当時、映画館でこれを観た人々は面白かったんだろうか。 　人類よりもはるかに文明の進んだ金星を滅ぼしたキングギドラらしいが、さほど強いとは思えぬ。キングギドラ来襲に慌てた松本の商店街の人々が慌てて店のシャッターを次々閉めるんだが巨大怪獣相手にシャッターはねぇだろ。早く逃げろよ。横浜のマリンタワーをぶっ壊していたのも感慨深い。 　キングギドラをやっつけようとモスラが二匹を説得するんだが明らかに言語が違うよ←（通訳はザ・ピーナツ）　 　ゴジラの攻撃は主に蹴飛ばした岩だ。モスラの吐く糸にくるまれ、岩をぶつけられ、キングギドラが飛んで逃げて行きなんと「終」だと！？ なんにも解決してないじゃん！ 　一人で観たのがいけなかったな。何人かでゲラゲラ笑いながら観れば面白いのかも。　いや、やっぱ何人で観ても全員ショボクレるだけのような気もする。 キングギドラの鳴声は ただのエレクトーン １８日（木） 「ゴジラ（８４）」 　なんでゴジラばっか観てるかというと、ＢＳでシリーズを放送してるからだ。「８４」は「怖いゴジラが帰ってきた」なんて売り文句だった記憶があるが、こんな映画、劇場はもちろんレンタルでも、とにかく金出して観ないで良かったと思う。全編に漂うチープさは「ヒロインが沢口靖子である」という一言だけで言い表せそうだ。ツッコミ所満載だが面白がって突っ込む気力も起きない。なまじオトナ向けなもんだから中途半端につまんねぇんだと思う。 　ゴジラ映画で面白いのってあるんだろうか？最初のゴジラは名作かもしれんが、戦後間も無い昭和２９年製作で、水爆への恐怖等、時代的心理的背景を差し引けば、映画としてさほど面白くないとオレは思う。明日は９４年のゴジラをやるらしいんだけど面白いのかなぁ・・・観ない方がいいのかなぁ。 眠かった １９日（金） 「ゴジラＶＳデストロイア」 　「観ようかなぁ、どうしようかなぁ」と思ってたら、成が「徒然日記のネタになるから観るべきだよ」なんて言うもんで観てみた。まぁ、こうしてネタにはなったんですがね（笑）でも観なきゃ良かった。 　９５年の映画ということで、昨日のよりもＣＧがある分カッコイイと思えるシーンもあった。それから音楽が昨日より格段に良かった。オリジナルのあのテーマを多用してたからだ。しかし基本的に格闘シーンが退屈。これはこのゴジラに限った事ではないが。チープな感じは実際予算が少ないって部分もあるだろうが、敵の「デストロイア」とか昨日も出てきた自衛隊の秘密兵器「スーパーエックス」とかいうネーミングからして安っぽいと思う。あとなんでゴジラって目が光ってんだろうね？バリバリ作りモンじゃん。内側に電球仕込んでんじゃん。デパートの屋上に居そうじゃん。 　なんて思ってたら、明日のゴジラ（「ミレニアム」だって。ゲラゲラ）は目が光ってないぞ。カッコイイよ。目が生きてる。やっと気が付いたのかな。まぁ、明日は飲みなので観てやんない。っつーか飲みじゃなくても観ねぇけどな（笑）もういいかげんにして欲しいッス。 オレの貴重な 時間を返せ! ２０日（土） 人身事故発生　（やっぱ厄年） 　成をバイクの後ろに乗せ床屋に行く途中の事。Ｔ字路に付き当たり停止後右折したら前方から原付がものすごいスピードでこっちに向かってきたので「うわ」と思って停止したんだが、むこうは一瞬間があってこっちに気が付いたものの、そのまま殆ど減速することなく正面衝突。相手は若い女の子でオレらの横にフッ飛んで転げ、腹を押さえてうずくまって動かない。顔から出血しており、おなかを押さえている事からしても危なそうなので救急車が必要だと思ったが電話を持ってなかった。たまたま近くに居たお兄さんに「電話持ってますか?」と訊き、１１９番を頼む。 　お兄さんは近くの県警寮に住むおまわりさんの卵だそうでしっかりしておった。近所のおじさんおばさんも駆け寄り、女の子を励ます。オレは動転して殆ど何もできなかったが気を取り直し、女の子の背中をさすりながら「もうすぐ来るぞ!頑張れ!」とか言ってみた。 　救急車で女の子が運ばれた後に警察による現場検証。その後警察で調書を取り、病院に行ってみると「もう会計済んでます」とか言われ、それはつまり入院もしなかったという事らしく「はぁ？」という感じ。 　病院の駐車場に行くとメットを被ったあの女の子とそのお父さんらしき方がおり、挨拶をした。こういう場合ヒステリックな事になる例も多いらしいのでヒヤヒヤしたが大変にオトナな方だった。「こんな場で生々しい話しはしないほうがいいのかもしれませんが」と前置きをしながらも、「こちらが一方的に悪いとは到底思えません」と伝えると「それはもちろんそうでしょう。こういった事故で１０−ゼロはありえないですよね」と理解を示すのだ。 　話しをしてると娘さんは茜と同じ歳、しかもミニバスケを一緒にやっていたようで、子供同士は知り合いだと言う。なんだか変な親近感をお互い持った親同士も和やかに歓談などし助かった。女の子は顔を縫ったが体の方は全く問題なかったんだそうで、そういった意味でもホッとした。 　怪我の方は自賠責で出るとして任意保険には入ってないので相手のバイク修理は示談だ。おそらく全損だろうな。こちらは殆どノーダメージなんだが。その辺の決着がまだまだ先なので気が重いけど、おそらくあのお父さんなら問題なく終わると思う。そう願いたい。 　オレの怪我の方は手首を傷めただけで、じきに直る。成は何も怪我してない。 　その辺の心配は無用だよ。ただオレはちょっとブルーではある。クソ厄年めが。 ２２日（月） 負けずに夫婦旅行 　妻の勤める会社の同僚オーノちゃんお勧めの民宿が伊豆の雲見温泉にあってな。安くてアットホームで料理がスゴイというので夫婦で行ってみようと連休を取ってたんだよ。で、行ってきた。事故の事は忘れる。 　一応「伊豆のＢ級を訪ねる」という目的があったので、そういった線でピックアップしたのが宇佐美観音、ろう人形美術館＆メキシコ館、そしてこないだ行った伊豆極楽苑だ。宇佐美観音はなかなかイイ線行ってて夫婦共に満足できたが、ろう人形はもうＣ級だと思う。１０００円はちょっと高すぎ。そっくりなのと似てないのと落差がありすぎ。でもアラファトさんと目が合ってドッキリしたな。「小泉さんと写真を撮れます！」なんてのもあったが、別に金を取るんだよ。 誰が撮るかバカ。 妻もボーゼン 　宿は半右衛門というとこで、オーノちゃんが推すだけあって料理なんか本当に大満足だったし宿の方々もアットホームな暖かい方々ばかりで良かったんだが、若い宿泊客がうるさくてな。古い建物だけに防音に難があるのでその辺がオレとしてはちょっとやだった。 　まじめに良かった施設としては松崎の岩科学校ね。校舎そのものが面白いし資料等も面白かった。昔の教科書に載ってた「さるかに合戦」の挿絵が面白かったので下に張っとく。 ちょっと怖いでしょ（笑） 　ま、しかし、夫婦旅ができることの幸せよ。 　この幸せよいつまでも・・・ ２８日（日） ドラクエ発売！ 　エニックスとスクエアが一緒になってやっぱ映像の進歩に驚かされますな。飲み屋のお姉ちゃんなんか間近でナメまわすように見ちゃう。しかしながら「やることは同じじゃん」なんてひねくれたことも感じてしまったな。ある街に行くと何か問題が起こっており、なぜか街の近くには洞窟やら塔があり、その最深部・最上階に行きボスを倒しアイテムをゲット。で問題解決。で次の街へ・・・・って流れね。早くもマンネリを感じた。あとね、映像がリアルになったのに相変わらず勝手に人んちの箪笥を開けたり壷を叩き割ったりするのが違和感があって楽しい。こんな勇者、捕まるよなぁ。 　まぁなんだかんだ言って結局は面白いので暇さえあればやり続けておるわけで、恐縮です（笑） セクシーねいちゃん ２９日（月） 健気な息子 　けなげ 　↑ 中学生用にふりがなをふってみた 　休みだったので例の事故の保険金請求に必要な書類等集めてまわった。相手方との交渉も穏やかに進んでおり問題無さそうだ。まぁ保険を使ってもなおデカイ出費はあったが（こんな書き方はナンだが）→金で解決できたんだからヨシとしよう。 　で、ドラクエな日々ですが茜もやっておる。でも受験生の成はやれないのだ。「やるな」などとは一言も言っていないが、もしもやってたらオレがブチ切れるのが目に見えておるからな（笑）自分が受験生で勉強が一番大事だという自覚があってやらないわけではなくオヤジがクソうるせぇのでやらないというのがホントのところだろうな。 　でもオレや茜、あるいは近所のショーゴのウチに出張してまでそのプレイを傍で見ているというのは結局自分がやるのと同程度の時間をつぶしてると思うのだが（笑）ま、自制して自分自身やってないんだからその頑張りに免じてうるさく言うつもりは無い。ゲーム大好きな息子がゲームを自制してるというのはオレとしても切ない。 早く受験終われ〜！ 料理しながら 遠くで見てる ↓ ３０日（火） 個人情報流出 　成の通う中学の先生が車上荒らしに遭い、生徒の成績やらなんやら入ったパソコンを盗まれたんだそうだ。で、それは家庭科の女の先生なんだけど、生徒の前で泣いて謝ったりしたそうだ。成はその先生を好きらしく大変同情しておった。さらに各クラスの担任が全家庭を謝ってまわってるそうだ。時間が足りなくてウチにはとりあえず電話がきて「わざわざ来るまでもない」と妻が答えておったがな。 　もちろんそんなスキを作ってしまった先生にも非はあるだろう。最近オレの職場でもうるさいもん。が、憎むべきはその泥棒。オレのバイクが盗まれたときも思ったがそういうセコイヤツこそさっさと死刑にすべきだと思う。しっかりした裁判とか証拠とか現行犯とか、つまり冤罪が無いって前提だけどね。

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